茨城県土浦市にある老舗しょうゆメーカーは江戸時代から続く木桶で発酵させる醤油づくりを守っている。柴沼は18代目の社長。しょうゆの消費量は減少傾向にあるという。柴沼は輸出に取り組み、欧米を中心に販路を拡大してきた。相手先の国によって味わいを変えるなど工夫をしている。欧米の次には中東や東南アジアに注目している。しょうゆにはわずかにアルコールが含まれている。中東などで進行されているイスラム教ではアルコールの摂取が禁止されている。このメーカーではアルコールが含まれないことを証明するハラル認証の取得に取り組んだ。アルコールを取り除く独自の技術を開発した。取得には1年以上かかったとのこと。アメリカのトランプ政権による日本への関税措置を巡り、アメリカへの輸出の先行きは不透明になったとのこと。メーカーはイスラム教徒が300万人以上いるタイでの商談会に参加した。柴沼は社員を派遣し、タイでのしょうゆの需要を確かめた。日本のしょうゆの需要は大きいとのこと。