地域おこし協力隊がスタートして今年で15年。山梨・丹波山村では協力隊の任期が終わっても定住する元隊員が多く、賑いを生み出している。神奈川県出身の佐藤駿一さんは元地域おこし協力隊で、2019年に村内で林業会社を起業した。そんな佐藤さんの会社に在籍しているのは、地域おこし協力隊を昨年度卒業した元隊員と、ことし3期目となる現役隊員・伊東真由さん。伊東さんは、先輩隊員が多い場所で働くことはメリットがあると話す。先月、村役場では新人2人を含む協力隊14人の委嘱状交付式が行われた。元隊員が13人定住しており、その強みを活かそうとOB・OGネットワーク「TABANET.」を発足し、現役隊員を支える環境が整った。村も隊員の活動のサポートに力を入れている。