オスカー俳優、エマ・ストーンやセレーナ・ゴメス、リチャード・ギアなど豪華セレブたちがレッドカーペットに登場。そして日本から参加したのはドラマ「不適切にもほどがある!」で注目された若手俳優・河合優実さん主演、現代に生きる女性を描いた「ナミビアの砂漠」。新人監督の登竜門と言われる「監督週間」に選出されている。公式上映では大きな拍手が鳴り響いた。舞台に登壇した河合さんは英語で挨拶をした。そして最大の注目は22作品が出品された「コンペティション部門」。この週末、注目作品が次々お披露目された。まずはオスカー受賞のゴールデンコンビが復活した、エマ・ストーン主演の「憐れみの3章」。メガホンを取ったのはヨルゴス・ランティモス監督。今年エマが主演した「哀れなるものたち」でアメリカアカデミー賞・4部門を獲得した注目の存在。再びエマと組んで「パルムドール」を狙う。次は制作費約186億円、巨匠自ら出資した超大作。「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」を手掛けてきた映画界の巨匠、フランシス・フォード・コッポラ監督(85)が「スター・ウォーズ」シリーズで知られるアダム・ドライバーを主演に作った新作をお披露目した。コッポラ監督が構想40年かけて作った新作の内容は、「自分で資金を出したので自分が作りたいと思う映画を作った」という。総製作費は日本円で約186億円、その作品のタイトルは「メガロポリス」。舞台はニューヨーク風の都市「ニューローマ」。アダム演じる建築家が荒廃した町を改善しようと奮闘するSF作品。コッポラ監督にとって45年ぶりとなる「パルムドール」を狙う。