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「地経学研究所」 のテレビ露出情報

米国大統領選挙でトランプ氏が勝利。ウクライナや中東情勢など先行きが見通せない今企業が注目するあるキーワードがある。それが地経学。地理的な条件から国と国との関係性などを分析する地政学に経済の視点を取り入れたものが地経学。今この地経学を経営に取り込むことで日々刻々と変化する各国の政治情勢や経済状況を読み解き、企業の生き残りやチャンスにつなげようという動きが加速している。地経学を研究する都内のシンクタンク。ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに設立。メーカーや商社など企業およそ40社と専門家が共同で知見を深めている。現実の世界情勢を踏まえ、その対応策を議論する勉強会。米国大統領選挙を目前に控えたこの日、企業の幹部たちは今後の米中関係を見据えた対応について話し合った。CGO養成プログラムと名付けられたこの勉強会。CGOは「最高、地経学、責任者」を意味する。参加企業は自社に責任者を置くことで正確に情勢を分析しスピード感のある経営判断につなげようとしている。その一つ、食品などを扱う大手メーカー。この企業でもロシアのウクライナ侵攻をきっかけに地経学の担当部署を新設した。中東情勢の緊迫化によって物流が遅延し船舶の保険料も上昇。生産や販売計画を見直す必要性も高まっている。
さらに今トランプ氏の再選に伴う新たなリスクに備えていかなければと危機感を強めている。このシンクタンクの立ち上げに関わり、経営主幹を務める地経学研究所経営主幹・塩野誠さん。これからの企業経営は地経学的な視点に立ってリスクを分析し生産や販売計画を組み直していく必要があると指摘する。例えば日本の主力産業、自動車のケース。トランプ氏の再選に伴って懸念される米中対立の激化にどんな対応が想定されるのか。今後EV化が進む中で自動車に搭載されていくソフトウエアはユーザーや走っている都市の情報などを収集することができる。すると、米国や中国は自国の情報が相手に渡るのをおそれ、特定の国で開発したソフトウエアを使うよう求めてくる可能性があるという。つまり同じ車種でも米国向けと中国向けで異なるソフトウエアを登載した車を生産する必要が出てくる。企業にとってはコストの増加につながるが、こうした判断を行えるかどうかで、明暗が分かれる。塩野さんは国家が自国の利益を優先する傾向は今後さらに強まるため日本企業と政府が協調しながら対応していく必要があると指摘する。塩野さんはこうも話している。トランプ氏が主張する環境政策の見直しが起きた場合、再生エネルギーから石油回帰が進み、エネルギー産業やEV市場への影響が見込まれるとしている。世界情勢の不確実性が高まる中、政府もことし7月、経済産業省に貿易経済安全保障局を設置し官民連携を進めるなどして経済安全保障などの観点から対応を急いでいる。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年8月26日放送 23:30 - 23:40 NHK総合
時論公論(時論公論)
今年、2024年は選挙の年。世界各地で大統領選挙など重要な選挙が集中して行われている。アジアではインド、韓国、台湾、インドネシアなど、ヨーロッパでは、英国、フランス、ロシアなどで選挙が行われ、11月には米国大統領選挙が控えている。その数は60を超え有権者は合わせておよそ20億人、世界の人口の4分の1に当たる。これまでに各国で行われた選挙結果から世界の変化や時[…続きを読む]

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