過去は初売りの日に行列になるのが定番だった福袋商戦。約42年前、昭和59年1月2日に行われた初売りの様子が流れた。多くの人が売り場を訪れ、中には奪い合うような様子もあった。平成7年に行われた初売りでは開店前から約1万人の行列が。用意した3万個の福袋は1日でほとんど売り切れたという。福袋の起源は諸説あるが、江戸時代に三越の前身にあたる呉服店が冬物の売出しの際、端切れの生地を袋に詰めて売ったのが始まりとも言われている。坂口さんによると昭和は主に大手百貨店が舞台で、行列と×運試しのレジャー感覚だった。平成はバブル崩壊などがあり徐々にコスパ重視となり、アパレル福袋が特に多かった。令和に入ると事前予約や抽選の福袋が当たり前となり、主戦場はオンラインとなった。
