今、農林水産省が”壊滅的な被害”と危機感を示しているのが「アフリカ豚熱」。アフリカ豚熱とは豚やイノシシに感染するウイルス性の伝染病。しかし、有効なワクチンや治療法がなく、致死率はほぼ100%と言われている。農水省では空港や港で入国者の靴底の消毒など水際対策を強化している。これまでに日本での発生例はないが、韓国の釜山で野生のイノシシの感染を確認。明日からの「春節」に合わせた大型連休で日本・中国・韓国などとの間で旅行者の動きが活発に。日本へアフリカ豚熱のウイルスが侵入するリスクが高くなっている。豚肉を使った人気の韓国料理サムギョプサルやキンパなどに影響はあるのか。さらに2年前に輸入停止となったイタリア産の生ハム。「一匹のこぶた」のオーナーは「全てイタリア産のものは生ハムに限らず豚肉もすべて取り扱いは当店ではしておりません」と話した。感染が拡大しているアフリカ豚熱。もし日本で発生してしまったら食卓にどんな影響があるのか。