団体で日本の銀メダル獲得に貢献し、今シーズン限りでの現役引退を表明しているエース・坂本花織。きのうの公式練習では真剣な表情で最終練習を行っていたが「正直、毎日泣いている」と明かす。ここまで会場で仲間を見守ってきた坂本選手。しかし大舞台でのまさかのミス、五輪の魔物に飲み込まれる仲間の姿を目の当たりにし、プレッシャーに押しつぶされそうになっていた。「きょうまで泣けるだけ泣いて嫌なものは全部、老廃物は全部流し出して、あしたはすっきり迎えられるようにしたらきっと魔物も味方につけられると思う。緊張していればしているほどいい演技ができると思うので、あとは回収するだけ」と話す。迎えた本番、貫禄の演技でショートプログラム2位につける。演技を終えた坂本選手は「きのうまでは不安や恐怖が大きかったんですが、りくりゅうのおかげで気持ちを切り替えることができて、本当に楽しく滑ることができた。緊張はありながらも楽しむことができたのがすごく嬉しかった。(フリーは)これが私の滑りだとしっかり見せられるように、それと自分自身楽しく心から滑れたらいいなと思う」と語った。
