絵画部門は、現代アーティストのソフィカルさん。日本滞在中の失恋を題材にした作品は、日本でも大きな人気を集めている。彫刻部門は、彫刻家のドリスサルセドさん。内戦下で育った経験から暴力や痛みをテーマに家具や衣類を素材にして作品を製作。ナッシャー彫刻賞を受賞するなど世界的な評価を得ている。建築部門は、建築家の坂茂さん。紙製の筒を活用した独創的な建築でプリツカー賞などを受賞。音楽部門は、ピアニストのマリアジョアンピレシュさん。NHKの教育番組でピアノ講師を務めたこともある親日家。演劇映像部門は、映画監督のアンリーさん。娯楽性と芸術性を両立させた多彩な作品で、2度のアカデミー賞監督賞など数々の映画賞を受賞。日本映画からも大きな影響を受けたと話し、是枝裕和監督とは長い親交がある。若手芸術家奨励制度には、インドネシアのコムニタスサリハラ芸術センターが選ばれた。表現と思想の自由を守る芸術活動を推進している。授賞式は、11月19日オークラ東京で開催。