2012年にプラズマ乳酸菌入り飲むヨーグルトを販売したが、全く売れなかった。健康食品の胡散臭さが課題だと考えた藤原さんは、医学界にプラズマ乳酸菌の効果を認めてもらえるように検証を重ねることにした。アメリカ留学中にpDCをすごいと思った藤原さんは、帰国後に新たなウイルスが局地的な流行を生んでいるというニュースを知った。多くの人が日本と海外を頻繁に行き来するようになった時期で、パンデミックが起きるかも知れないと考えた。しかし未知のウイルス対策が進んでいないことから、藤原さんは役に立つ可能性があると感じて研究を続けていた。岩手県の小中学生を対象にした調査ではプラズマ乳酸菌によってインフルエンザにかかった人数を最大で3分の1程度抑えることができたが、プラズマ乳酸菌の商品が売れることはなかった。
