使用済みの食用油などからできる航空燃料・SAFを製造する国内初の大規模装置が公開された。完成すると飲食店などから運ばれた廃油が毎日100キロリットルほどSAF燃料になる。コスモ石油が大阪堺市で建設を進めるのは、国内最大規模のSAFの製造装置。完成すれば国内で初めて大量生産が実現するとしている。年間で3万キロリットル、羽田−ロンドン間のフライト700便分のSAF燃料が製造できる。これまでの製造装置は小規模なものしかなかったため製造コストが割高なことが課題だった。大規模な装置が稼働することで今後、コストの低下が期待される。