子どもたちにとっては待ちに待った夏休み。しかし、親たちにとっては給食がない夏休みの食費やエアコンの電気代が悩みの種である。経済的に厳しい家庭を支援するNPOのアンケートには「お腹が空いたが我慢して水を飲んだ」などの声が寄せられている。夏休みの子供達にも影を落としかねない物価高。6月の消費者物価指数は去年より3.3%上昇し、上昇率は2ヶ月ぶりに拡大した。一時は10%に迫っていたアメリカの物価上昇率は6月はプラス3%で日米の上昇率が逆転した。専門家は「今年30年ぶりの賃上げ率が実現し、人件費の上昇を転嫁する形でサービス価格が上がっていく」と話した。今年度の家計負担は前年度より9万円程度増加するという試算もあり、家計の負担増は長期化しそうである。