東京・足立区にある亡くなった人の顔の化粧などを行う会社ではドライアイスで中毒の危険性を感じたことがあるそうで、ドライアイスが気化した二酸化炭素を吸い込んだことが中毒の原因とみられる。二酸化炭素は高濃度になると中毒症状を起こし、命の危険がある。濃度が3%で呼吸困難やめまい、8~10%で激しい頭痛などが起き、30%になるとほぼすぐに意識を失うとのこと。ひつぎのドライアイス死亡事故は令和2~3年にかけて全国で3件発生している。注意が必要なのが故人との別れのためにひつぎを開けるときで、特に寝ずの番の最中などの周囲に人がいない状態でひつぎに顔を入れると事故に繋がりかねないとのこと。このため消費者庁は換気を十分に行うことや気分が悪くなったらすぐに離れることなどを呼びかけている。