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「壬生(京都)」 のテレビ露出情報

新選組縁の地である京都・壬生地区。壬生寺は新選組隊士たちの訓練所として使われていた。それを偲び、今も多くの人が訪れている。境内の水かけ地蔵は、地下からの水が湧き出ている。豊かな地下水を染色に用いようと、壬生地区には様々な染工場が集まった。創業約90年の絞り染めの工房では、松岡さんが伝統工芸士として絞り染めの技を受け継いでいる。絞り染めは布の一部を縛るなど、染料が染み込まない箇所を作り白く染め残す技法。特に力を入れているのが2枚の板に布をはさみ、色を染め分ける板締め絞り。板を外すと挟まれていた部分が白く染め残り、模様が浮かび上がる。
板締め絞りに様々な染色の技法を重ねていくと、多彩な表現が可能となる。板締め絞りに使われる木型は専門の職人の手によって作られてきた。しかし職人の数が減り、新たな型を作るのが難しくなっているのが現状。そこで松岡さんは3Dプリンターといった最先端技術を取り入れ、新たな型作りに挑戦することにした。試行錯誤すること2年半、新しい型が完成。型に凹凸をつけることで板締め絞りを進化させ、生地を立体的な風合いにすることに成功したという。松岡さんはそれらの型を使ってスカーフ作りに挑戦。様々な技法を駆使して作品を生み出してきた松岡さん。伝統と革新を融合したものづくりへの挑戦は続く。

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