外務省は、中国人に対する短期滞在ビザの発給要件を緩和すると発表した。今回の緩和措置は、短期滞在ビザの申請手続きの簡素化などが盛り込まれている。具体的には、3年間有効の観光数次ビザについて、取得後3か月以内に日本入国を求めるルールを撤廃する。また、団体観光ビザについて、滞在可能日数を15日以内から30日以内に変更する。これらの措置は調整がつき次第、実施されるという。中国側は先月から日本人の短期滞在ビザを免除していて、日本側もこれに呼応する形で緩和措置を実施する。外務省は「日本を訪問してもらうことで関係改善につなげたい」としている。