石破総理はアメリカ・トランプ大統領とケミストリーが合うかもしれないと話していたが、どういう準備をして会談に備えたかについて「準備に入ったのは去年の12月。ある政府関係者は“政策に加え、トランプ大統領の性格や関心事なども分析してきた”と明かしている。石破首相自身も“外務省が用意した資料だけではなく大統領に関する文献を読みあさっている”と周辺に語っている。成果が国益に直結するともいえる今回の会談。石破首相は外交の大きなポイントと位置づけ可能なかぎりの対策を講じて臨むことにしている」という。関税や中東などトランプ流の発言に世界が振り回されているが、日本はどう対応するのか。「日本政府内にはトランプ大統領から新たな要求が出てこないか警戒する声が根強くある。当初は予定されていなかった共同記者会見がアメリカ側の意向でセットされたことにも何か思惑があるんじゃないかと、いぶかしむ政権幹部もいるほど。石破首相は防衛費増額などの取り組みを説明すると同時に日米の協力がアメリカの国益にもつながると強調する方針で実利重視のトランプ大統領の政治手法を意識しながら議論を進めたい考え」と解説した。