日本の外交方針などを外務省がまとめた今年版の「外交青書」が閣議で報告された。冒頭部分の国際情勢認識では「『ポスト冷戦期』といわれた比較的安定した時代は既に終焉を迎えたといえる」「自由で開かれた国際秩序は大きく動揺している」と指摘。さらに「世界が歴史の大きな変革期」にあるとした上で、「日本外交の柱として自由で開かれたインド太平洋を戦略的に進化させる」と明記。また日中関係が悪化していることを受け、中国に対し「重要な隣国であり、様々な懸念と課題があるからこそ意思疎通を継続する」としている。ただ、これまで「最も重要な2国間関係の一つ」としていた表現は記載されなかった。さらに高市首相が台湾有事をめぐる国会答弁をした去年11月以降「日本に対して一方的な批判や威圧的措置を強めている」と批判した。
