今日の外国為替市場でも米国・FRBの利下げ時期が遅れるとの見方から円売りドル買いが強まった。日銀の金融政策決定会合の内容が公表される明日までは円買い介入に踏み切らないだろうとの見方が広がり、一段と円が売られた。円相場は一時、1ドル155円73銭をつけ、1990年6月以来、約34年ぶりの円安水準を更新した。34年前、成田空港は海外旅行に行く人であふれ、クリスマス商戦では百貨店の宝石売り場に人々が殺到するなど日本中が活気にあふれていた。G7各国の名目賃金のグラフによると日本の賃金はほぼ上がっていない。