昨夜遅く、ドル円相場は1ドル163円台をつけて約39年半ぶりの円安水準に突入した。片山財務大臣は断固たる対応に言及し為替介入を改めて示唆したが、市場では冷ややかな受け止めが広がっている。円安への対応をめぐっては、長期金利の上昇も併発した骨太ショックを受けて、きのう閣議決定した骨太の方針の中で、日銀の自主性を尊重する文言を明記。政府として利上げを否定しない姿勢を示した経緯もあるが、専門家は積極財政・財政拡大は変わらないとマーケットが捉えていると指摘。また、イラン情勢も円安の一因になっている。市場ではドル円の有事のドル買いが進み円の価値が下がりやすい情勢になっている。さらに原油高も重なるなか、日本政府に打つ手はあるのか。ウォーシュ議長は「高止まりするインフレを容認しない」と発言し、利上げ観測も拡大。アメリカの利上げが現実味を帯びればさらなる円安の振興につながると指摘する。
