自身が好きなサザンの曲について桑田は「女神達への情歌(報道されないY型の彼方へ)」だとし、コーラスが当時ハマっていたビーチ・ボーイズの「ペット・サウンズ」の方向へ行ってみた楽曲などと明かした。今も新しい作品を作り続けるモチベーションについて桑田は、音楽のタイムマシーンに乗っていくと意外と青春時期に飛んでいき、行き着く先は自己愛などと伝えた。最新アルバムのタイトルに込められた想いについて桑田は、ファンやスタッフやメンバーをみていると「THANK YOU SO MUCH」だなと感じ、自分たちがやらせてもらっていることは軽い話ではないのだと語った。バンドが長く続く原動力になっているものについて桑田は、一つに原由子の存在が大きく、バンドのあの位置に女性がひとりいることで雰囲気を大事にしようという意識になり、一方で何度も解散したいと思ったこともあるが定期的にライブや新曲を作ることがメンバーの絆を更新していったし、メンバーひとりひとりの人間性が素晴らしかった結果などと打ち明けた。自身でサザンをどう定義し評価するかについて桑田は、学生バンドっぽいと未だに言われるなどと話し始めた。