今朝、大阪に開業した夢洲駅。大阪関西万博の会場に直接アクセスできる唯一の鉄道の駅。万博期間中、1日最大でおよそ13万人が利用する見込み。1970年以来、2度目の大阪開催。当時は月の石や人間洗濯機などが話題を呼び、戦後から復興した日本を世界にアピールした。今回は158の国と地域が参加。開幕まで3か月を切り石破総理が会場を視察した。日本館の目玉は世界最大級の火星の石。日本の観測隊が南極で採取したもの。更に、空飛ぶクルマなど未来の生活を垣間見ることができる技術も展示される予定。注目が集まる一方で課題も。注目が集まる一方で、課題も。万博の運営に必要な費用はおよそ1160億円。その多くは入場チケットの売り上げで賄われる。しかし、前売り券の目標販売数1400万枚に対して、今月15日の時点で半分あまりの販売にとどまっている。チケットの課題はほかにもある。半世紀前の万博では、各パビリオンに長蛇の列ができ夏場の暑さに苦しむ人もいた。今回は並ばない万博を目指し事前予約制を導入。しかし、参加国から不満の声が。まず、万博のIDを登録しチケットを購入。その後、入場する日時を予約する。希望するパビリオンやイベントにも予約が必要だが、抽選なので希望が通るかはわからない。参加国によるパビリオンの建設も遅れている。42の施設のうち「完了証明」が出されたのはわずか3か国。未来への希望と現実の課題を抱え、大阪万博は開幕の時を迎えようとしている。