子供が陥りがちな失敗が図鑑として紹介された「大ピンチずかん」はシリーズ累計約230万部を発行するなど人気の絵本であり3作目も造られている。一方で大人の疑問を解決してくれるのがネルノダイスキさんの「大人も知らない みのまわりの謎大全」で街歩きの中で本人が疑問に思ったことを約5年かけて調査した一冊となっている。この本は宇宙人2人が日本の普通の街を旅行する中で謎に感じた物を近くに住む人が説明してくれるのが特徴。重い資材を釣り上げた運ぶクレーンがどうやって運ばれてきたのか?という疑問を巡っては「フロアクライミング」などの技法が使われていると図解で紹介されている。街でよく見る定礎と書かれた看板についても「定礎箱」が正式名称であり、工事概要や図面・建物ができた日の新聞や当時の貨幣がしまわれていると紹介されている。著者のネルノダイスキさんは日常の謎をたくさん知ってもらうことで今度は自分で新しい謎を探してほしいとコメントしている。