茨城県・大井川和彦知事は「とりあえず救急車で大きな病院で救急外来を受信する人に少し考えてもらうためにも選定療養費の考え方を踏まえて、見直したいと思っている」などと述べた。選定療養費とは、患者が紹介状なしで大病院を受診した際に病院が請求する費用。救急車で搬送された場合は免除されている。茨城県では救急搬送の6割が大病院で、その約半数は軽症患者。県は緊急性がない搬送だったと病院側が判断すれば、選定療養費として患7700円以上を徴収できる仕組みの検討に着手した。今後医療機関などと協議を進め、12月からの運用を目指す。