行事などを通じて地域ぐるみで子どもを育む「子ども会」の数が県内ではピークだった40年前の4分の1以下に激減していることがNHKの取材で分かった。「子ども会」は盆踊りやラジオ体操それに清掃活動などさまざまな活動を通じて地域ぐるみで子どもを育む団体。県内では1984年には805まで増えたが、その後は減少に転じ昨年度は200と4分の1以下に激減していることが大分県子ども会育成会連絡協議会への取材で分かった。子どもの加入数も昨年度は4600人余りで記録が残る30年前と比べて6分の1近くにまで減ったという。協議会では、少子化が進んだほか共働き世帯が増えて子ども会の運営を担う保護者の負担が増し、担い手不足に陥っていることが背景にあるとしたうえで、コロナ禍による活動の制限が子ども会離れに拍車をかけたと分析している。