賃金と物価の好循環は、賃金上昇が購買力を上昇させ、適度な物価上昇へつながるもの。現在は賃上げが物価上昇に追いついていないことが、好循環への最大の課題となっている。どのように企業や地方の成長を促し、持続的な賃上げにつなげるかがカギとなる。政府は労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針を出している。労務費の価格転嫁率が低く、賃上げがしづらい現状を変えていくための指針。賃上げ促進税制は中小企業の場合、前年比1.5%以上で適用となり、賃上げ額の最大40%分が法人税から減税される。人出不足への対応として設備投資支援を行っている。飲食業の配膳ロボットは接客時間の増加でサービス向上につながる。