天守閣から大阪が一望のもと、南側にはあべのハルカス、東側には大阪城ホールなどが望める。東西南北全ての壁に8羽の舞鶴が描かれている。「大坂夏の陣図屏風」を見ると、天守に舞鶴が描かれていた。1931年にできたときに触ってもいい最新の技法「ロイロタイル」で作られた蒔絵だという。蝋色仕上げ(ロイロ)は漆器を研磨して鏡面仕上げをする技法で、これをコンクリートのタイルでやったという。どれだけ自慢の技法だったかは設計者の著書を見るとわかる。
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