先月、全国にある飲料の自動販売機の台数が211万台と発表があった。まさに自動販売機大国日本。自動販売機を活用した新たな取り組みがあった。さいたま市・大宮区の自動販売機では、消防団員を募集しているというアナウンスが流れた。実はいま消防団員が不足しているという。さいたま市消防局消防団活動推進室・三浦明日香主査は「地域の防災の要の消防団員は、全国でこの10年で10万人減少している状況にあります。」などと語った。そこで考案されたのが、消防団員を募集する自動販売機。発案したのは大手飲料メーカー・ダイドードリンコの嶋田勝さん。目新しさを狙ったうえで、1人でも2人でも興味をもっていただいて、募集に繋げればと発案したのだそう。嶋田さんも消防団に所属していて、人手不足を痛感したという。そこで、自分の会社で話を通したうえで、さいたま市消防局と掛け合い今年3月、この自動販売機設置を実現した。嶋田さんは「募集の方が出てくると確信している。」と語った。自動販売機が日本で普及し始めたのが1960年代だった。