JR東日本によると、午前11時半ごろ、東京都内の上野大宮間を走行していた東北新幹線下りのはやぶさとこまちの連結部分が外れて、西日暮里駅付近の線路上で停車した。突然、自動的にブレーキが作動して停車し、車両を確認したところ、連結部分が外れているのが分かったという。当時、乗客642人が乗っていて、けがをした人はおらず、その後、車両は大宮駅に移動して乗客を降ろしたという。東北新幹線では、去年9月にも、宮城県内を走行中に、はやぶさとこまちの連結部分が外れていて、JR東日本が関連も含め原因を調べている。今回のトラブルの影響で、東北、秋田、山形、上越、北陸の各新幹線が運転できなくなっていたが、いずれも全線で午後2時半ごろに再開した。また、国の運輸安全委員会は、重大な事故につながるおそれがあった重大インシデントとして、詳しい原因を調べると発表した。運輸安全委員会は、東北新幹線で車両の連結部分が外れる事象が2回続けて起き、特に異例と認められるとしている。
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