大沢たかお(57)、自身が主演、プロデューサーをつとめた映画「沈黙の艦隊 北極海大海戦」があす公開。流氷が浮かぶ北極海を舞台に最新鋭の潜水艦が激しい戦いを繰り広げるシリーズ最新作。大沢さんは前作に続き核ミサイルを搭載した原子力潜水艦「大和」の艦長・海江田四郎を演じた。大沢さんは「0→1も大変なんですけど、続編だとCGやキャラクターだったりいろんな部分は既視感があって新鮮さがない。台本にも時間かかったしCGも前作より時間と予算をかけている。北極海も撮影行ってもらってクジラのシーンも実際に撮っている。映像を買うんじゃなくてオリジナルを撮ることにこだわってきた。続編がゆえの高いハードルを超えるためにみんなですごく挑戦してきた」などと述べた。映画の冒頭では自身の美しい筋肉を披露するシーンもある。大沢さんは「原作にあるシーン。海江田ってずっと立ってるだけで潜水艦が戦っていた。実は海江田という人間自体も戦士であるし戦う人間であるというのを続編で初めて見せたくてもっと暗闇の中で見えるか見えないかぐらいが希望だったが見たらめっちゃ明るかったからすごい恥ずかしかった」などと述べた。好きなトレーニングについて「ウェイトトレーニングは自分がやって数字が上がっていったりするのもあるから、達成感もあるし楽しいかもしれない。仕事だと何日までに何kgあげてとなると楽しくなくなって仕事になる。仕事じゃないとウェイトも楽しいし」などと述べた。週5の筋トレをする大沢さん。最近は“あるトレーニング”に苦戦。大沢さんは「この2年ぐらいピラティスって始めたけどめちゃめちゃツラいね。楽でストレッチみたいな感じかなと思ったらかなりキツい。1時間レッスン行くけどなるべく遅刻して行って、着替えるのに時間を使ってそのあとに世間話をしてなるべく稼ぐ、30分頑張ってすぐ帰る」などと述べた。続けることにはこだわりがあるという。大沢さんは「やなことってきっと向いている、やった方いいことなんだと思う。苦手だから体がそこに使えてないからいいんだろうと思う」などと述べた。今作では主演、プロデューサーとしてもチームをけん引してきた大沢さん。自ら官庁に足を運び「沈黙の艦隊」シリーズの映像化を実現。大沢さんは「核兵器とか日米安保とかタブーな部分だったから実現は難しいかなと思ったけど防衛省・各省にどうしても協力や許可が必要なことがあった。潜水艦もお借りできた。兵器ではあるので映画のためにそんなことってそうじゃないですか。有事になった場合、撮影中の潜水艦どうするんだっていうのも、そのあたりも含めてこの作品の意義や意味を誤解のないよう伝えるには自分たちが行ったほうが」などと述べた。作品に力を入れた理由について「自分がこの作品に携わっているならなんらかの見た人にとって面白かった笑っただけでもいいが、プラスアルファ残すことができたら理想的。沈黙の艦隊の原作ってそれをさらに深い平和とか戦争とか日本の未来がテーマになるので気をつけないとエンターテインメントでもなんでもなくなる。挑戦だった、挑戦することが俳優の使命だと思う。ここに全力投球してやっている」などと述べた。