東日本大震災の被害を受け茨城県が津波対策として大洗港で建設を進めていた水門が完成し、今月27日から運用を始めることがわかった。津波など想定した対策として、沿岸部に総延長39キロの防潮堤の整備を震災の翌年から進めてきた。大洗港周辺について、県は総工費約130億円かけて高さ4.5mの防潮堤とともに、漁船が港に出入りできるように高さ30m・幅約20mの水門工事をすすめ、きのう完成した水門の検査が行われた。水門に設置の地震計が、震度5強以上を観測の場合と、津波警報・大津波警報が発表された場合自動で閉まる仕組みとのこと。今月27日から水門の運用が開始される。