きょうのギモン「ナフサ供給不安…どう解消?」。プラスチックなどの原料となるナフサの供給が不安定となり、その影響があらゆる分野に広がっている。今朝、鹿児島県のENEOS喜入基地にアラブ首長国連邦の原油を積んだとみられるタンカーが到着した。この原油は産油国共同備蓄として補充されるもの。産油国共同備蓄とはアジアへの販売拠点がほしい中東の国が日本のタンクに石油を置く制度。きょう届いた原油は日本国内ですぐに使えるものではないが、緊急時には日本の企業が優先的に購入できる。石油に関して政府は代替調達と備蓄放出で対応しているが、ナフサに関しては現場での供給不安が続いていて企業が対応に追われている。大王製紙は8月1日納品分から「エリエール」など全製品を15%以上値上げすると発表。日本製紙は7月21日出荷分から印刷用紙などを15%以上値上げすると発表。花王も今後、衣料用洗剤やスキンケア商品などを順次値上げする。中東情勢の緊迫化を受けて、ナフサ由来の素材を使用した電線やケーブルの供給に影響が出始めている。一部のケーブルは受注が制限されているほか、電線も調達に時間がかかっている。きのう、大分県内の電気工事業者などでつくる団体は知事に緊急要望を提出し、今後工事の受注ができなくなるおそれがあると訴えた。
企業に危機感が広がっているが、政府はナフサは足りていると説明している。ナフサの1か月供給量は中東情勢悪化前は中東から約120万のほか、中東以外、国内精製を含め約280万KL。悪化後は中東からの輸入がゼロになったが、中東以外からの輸入は調達に力を入れたことで今月は約135万を超える見込み。政府がナフサが足りているとする根拠の一つがこの増加分。国内精製も石油備蓄の放出により維持できている。全体としては約35万KL足りない状況だが、民間保管のナフサ由来の材料を活用して補っていく。政府は年明けまで供給は維持できると見込んでいる。現場で必要な分が手に入らない原因の一つは供給ルートの目詰まり。石油化学工業協会によると、前倒し需要や出し渋りが起きているという。政府は目詰まりの解消に向けて個別の商社やメーカーに連絡をするなど対応に動いている。桃山学院大学・小嶌正稔教授によると、政府が行っている目詰まりの解消では足りず、市場全体のルール作りなどが必要だという。日本テレビ経済部民間キャップ・後閑駿一記者は「どこに目詰まりが起きているか、企業側も把握しきれていない。用途・形状ごとに必要量があると断言できるか不透明」と話していた。
企業に危機感が広がっているが、政府はナフサは足りていると説明している。ナフサの1か月供給量は中東情勢悪化前は中東から約120万のほか、中東以外、国内精製を含め約280万KL。悪化後は中東からの輸入がゼロになったが、中東以外からの輸入は調達に力を入れたことで今月は約135万を超える見込み。政府がナフサが足りているとする根拠の一つがこの増加分。国内精製も石油備蓄の放出により維持できている。全体としては約35万KL足りない状況だが、民間保管のナフサ由来の材料を活用して補っていく。政府は年明けまで供給は維持できると見込んでいる。現場で必要な分が手に入らない原因の一つは供給ルートの目詰まり。石油化学工業協会によると、前倒し需要や出し渋りが起きているという。政府は目詰まりの解消に向けて個別の商社やメーカーに連絡をするなど対応に動いている。桃山学院大学・小嶌正稔教授によると、政府が行っている目詰まりの解消では足りず、市場全体のルール作りなどが必要だという。日本テレビ経済部民間キャップ・後閑駿一記者は「どこに目詰まりが起きているか、企業側も把握しきれていない。用途・形状ごとに必要量があると断言できるか不透明」と話していた。
住所: 東京都中央区八重洲2-7-2
URL: http://www.daio-paper.co.jp
URL: http://www.daio-paper.co.jp
