国内ではスタートアップ企業が2万5000社あるという。きょう総理官邸に集まったのはゲノム編集を活用した養殖技術を開発する企業や世界24か国でドローンのサービスを提供する企業など様々なスタートアップ企業。開かれていたのは日本スタートアップ大賞。大賞に輝いたのは東京大学初のスタートアップ、テレイグジスタンス。コンビニエンスストアの飲料コーナーで飲み物のペットボトルがなくなると自動で補充。すでにファミリーマートなど全国300店舗以上で導入されている。人で不足が深刻なコンビニ業界で省人化や効率化に貢献していることから受賞となった。政府は2022年にスタートアップ育成5か年計画を発表し5年間で10兆円の投資、10万社のスタートアップ創出など支援に力を入れている。テレイグジスタンスではコンビニのさらなる効率化に向け新たなロボットの開発を進めている。人型とボットはレジ内や調理、接客など店員の業務の3~5割を代行することを目指している。さらに人が使っている道具や設備をそのまま使えるため導入コストを抑えられるという。現在2028年の商用化に向け開発が進められているが課題となっているのが。生成AIを活用し動作を学習させることで複雑なプログラミングを行わなくても様々な作業ができるようになるという。しかし缶やペットボトルなど多種多様な商品を扱うコンビニ業務。学習させるには膨大な時間がかかるという。一方で人型ロボットの開発は世界でも加速している。アメリカではテスラが「Optimus」の開発を進めている他、中国では国を挙げて開発を支援。テレイグジスタンスも海外市場も視野に入れた開発を進める狙い。
