東京・大田区は日本有数の物作りの街として知られている。自動車備品から医療機器まで加工業を中心に、ピーク時には9000ほどの工場があったが、今では3500ほどに。その一角にあるマテリアルという会社の社長は細貝淳一さん。34年前に金属材料の販売会社として創業し、一代で社員29人、年商12億円の精密加工会社に育て上げた。送風機や防衛機器などアルミ製品の加工が専門。大田区の加工場で造られる部品は守秘義務があるものが多い。去年7月に、オリンピックを目指す新たなソリを作るプロジェクトが動き出した。それをサポートするペーター・ヒンツさん。細貝さん達は平昌オリンピックのあとからペーターさんとソリの改良を進めてきた。日本から送った部品をペーターさんが自分の工房で組み上げるという共同作業。イタリア代表は3選手で、下町のソリを使っているのはNo.2のバリオラ選手。彼のために最のソリを作りあげるが期限は11月まで。早速、部品作りがスタート。金属切削が得意な会社エースが行う。ボブスレーのサスペンションを手がけていたが、200個以上の部品から造られるボブスレー。サスペンションはソリの歯の振動を抑えるバネのような役割を担っている。求められる精度は髪の毛の70分の1。1000分の1ミリ単位。それぞれの町工場が強みを発揮しリレーしていくいわゆる仲間まわしを行う。部品のとりまとめ役は高橋俊樹さん。急ピッチでの製作に頭を抱えていた。
三陽機械製作所は複雑な形状の加工を得意とする。担当するのは野川聡さん。請けもったのはリアブロックと呼ばれるソリの骨格をつなぐパーツ。複雑な形状を金属の塊から削り出して使う。野川さんは山形から上京して以来、下町プロジェクトで技術を磨いてきた。数十の工程にわけて鉄の塊を少しずつ削っていく作業で、通常3週間かかる加工を仕事の合間をぬって3日間で完成させる必要がある。削り出しに使う刃物は40種以上。工程にあわせて長さや刃の形を変えて仕上げていく。三日目の夕方に、割り振られた作業を見事に仕上げた。
三陽機械製作所は複雑な形状の加工を得意とする。担当するのは野川聡さん。請けもったのはリアブロックと呼ばれるソリの骨格をつなぐパーツ。複雑な形状を金属の塊から削り出して使う。野川さんは山形から上京して以来、下町プロジェクトで技術を磨いてきた。数十の工程にわけて鉄の塊を少しずつ削っていく作業で、通常3週間かかる加工を仕事の合間をぬって3日間で完成させる必要がある。削り出しに使う刃物は40種以上。工程にあわせて長さや刃の形を変えて仕上げていく。三日目の夕方に、割り振られた作業を見事に仕上げた。
