広木隆さんがテーマ「利上げに負けない株価上昇の要因とは」について解説。日本株の動向は上値が重い。去年の2月22日、猫の日は34年ぶりに日経平均が史上最高値を更新。日本株の上値が重い理由はトランプ関税の影響を懸念、円高基調→日銀タカ派姿勢。企業業績は好調。さらにそれをベースに来期の業績も非常に強い。PER株価収益率の上昇が抑えられているのは金利の上昇とその金利の上昇に打ち勝つだけの成長期待がないという2つがある。24年10月以降にPERが上昇した業種について。日本の業種の中で一番PERが高いのはその他製品で何だというとはっきり言ってこれは任天堂とバンダイナムコ。今ゲーム産業というのは日本が世界に誇る成長産業。2位が小売業。直近この小売業を引っ張っている株価の上昇率の上位はFOOD&LIFE COMPANIES(スシロー)、良品計画(無印良品)、力の源HD(一風堂)。これらの会社というのはみんな海外に飛び出していってそこで事業展開している。個別で言うと今回の決算で目を引いたのが京セラ。業績自体はすっごい大幅下方修正したが全く売られてない。日本企業はなかなか成長の芽を示せないと言ったが逆に言えば伸びしろがそれだけたくさんあるということ。積極的に資本効率の改善と成長戦略を打ち出していけば日本株はもっと上値を取っていけるのではないか。