メジャーリーグ開幕戦に出場した大谷は5打数2安打1打点と存在感を見せつけ、チームは5-2勝利した。2012年、大谷はソウルで高校日本代表として初めて日の丸を背負った。チームの中心は大谷と藤浪晋太郎だった。当時代表監督を務めた小倉全由氏は当時の大谷について自分を持っていた、何事にも謙虚な態度が大谷選手を大きく育てたと語った。二刀流で出場した大谷は打撃では活躍したが投手としては2試合で5失点。世界一には届かなかった。この頃大谷が憧れと語ったダルビッシュはこの年メジャー移籍1年目だった。2012年12月に背中を追うように日本ハムに入団した。当時、ダルビッシュからは大谷に「何年後かにメジャーで待ってる」とメッセージが送られていた。2017年にエンゼルスに入団し、その後2度MVPとなりホームラン王にもなったがダルビッシュとの対戦はなかった。2023年のWBCではチームメイトとなった。4か月後の交流戦で再会したがダルビッシュが体調不良で出場を回避。2023年12月に大谷はドジャースに移籍した。ダルビッシュはデータを踏まえ打席ごとに攻め方を変えるという大谷対策をたてた。ダルビッシュが決め球に選んだのは2打席とも外角へ逃げるボールだった。対決結果は2打数1安打。試合後ダルビッシュは投げたい球は投げられた、間違った選択はしてなかったと語った。