東京マラソンはパリ五輪男子マラソン最後の代表選考レースとなる。日本選手の先頭集団を引っ張る西山雄介は最後のオリンピック挑戦に臨んだ。代表にはすでに2人が内定していて、最後の1枠を手にするためには設定記録の2時間5分50秒を切り、日本人選手最上位になる必要がある。西山は19kmすぎに転倒し集団の後方に下がるが、28kmすぎに再び集団の先頭に立つと33kmすぎに日本人選手単独トップとなった。フィニッシュ目前にペースを上げる西山だが、タイムは2時間6分31秒と設定記録に41秒届かなかった。これにより大迫傑が代表に内定した。