富山・砺波市で大門素麺を作る欣吾さんに密着。深夜1時半に作業開始。まず団子を伸ばして素麺にする。大門素麺は丸まげ状の手延べそうめんで、歴史は1848年頃から。加賀藩主に献上するため作られた素麺がルーツと言われている。「L’evo」のオーナーシェフも魅了された。生地に圧力をかけながら帯状に延ばし、さらに2枚重ねて延ばす。それを2枚重ねて延ばすの繰り返し。これにより独特のコシができる。麺のくっつきと乾燥防止のためサラダ油を使う。丸めた麺を徐々に細くしていく。ここで奥さんの真由美さんが合流した。ヨリのかかった麺を機械に8の字にかけるあやがけという作業を行った。公務員だった欣吾さんは真由美さんと結婚して5年後、素麺屋になると話した。1年の修業を終えて独立するもなかなか大変だったという。設備投資のため真由美さんに内緒で2000万円の借金をしたという。そこから夫婦二人三脚で素麺作りが始まった。