開幕まであと2日となった大阪・関西万博は2005年以来20年ぶりの日本での開催。大阪メトロ中央線夢洲駅から徒歩約2分でゲートに到着する。電車やバスなど移動手段によって入場ゲートが変わるので注意。パビリオン日本館では火星の石、パソナネイチャーバースではiPS心臓が展示されている。大阪大学の澤芳樹特任教授は、これを見つめてもらうことで科学の力を伝えたいと話した。このiPS心臓を作ったベンチャー企業は、今週火曜日「心筋細胞シート」の製造販売について厚労省に承認申請を行ったと発表、承認されればiPS細胞を使った世界初の治療法になるという。NTTのパビリオンでは次世代インフラのIOWN(アイオン)を体験できる。IOWNによって超高速で大容量のデータを送信しリアルタイムで楽しめるほか、映像だけでなく振動など空間ごと再現し目の前にいるかのような臨場感を体験できる。アメリカのパビリオンでは1972年にアポロ17号が持ち帰った月の石が展示され、アルテミス計画の紹介では音や振動でロケット発射の瞬間を体験できる。イタリアのパビリオンでは古代ローマ時代の大理石の彫刻「ファルネーゼのアトラス」を展示。フランスのパビリオンではルイ・ヴィトンのトランクが85個並んだ展示が。ほかにもディオールやセリーヌなどフランスを代表する高級ブランドが参加している。航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗のおすすめはルクセンブルクのパビリオン。また中国のパビリオンも注目で、人類史上初めて採取した月の裏側の砂などが展示される。フードコートは事前予約制で1席50分利用で550円、立ち席は無料。万博会場内にはセブン-イレブンが2店、ファミリーマートが1店入っており街中と同じ価格となっている。チケットは開幕券・前期券などがあり1日券よりも安く購入することができる。