今年のノーベル生理学医学賞に選ばれた大阪大学特任教授の坂口志文さんが発表から一夜明けた今日、テレビ東京の単独インタビューに応じた。受賞理由となった免疫細胞を最初に論文発表してから30年。インタビューでは夫婦二人三脚での苦労を語った。受賞から一夜明け、今朝、大阪大学を訪れた坂口特任教授、その隣には妻の教子さんの姿があった、実は同じ免疫学の研究者として40年間、同じ研究室で坂口特任教授を支えてきた。ノーベル賞の受賞理由となったのが制御性T細胞。通常、体の中では免疫細胞が病気の原因となる病原体を攻撃する。ただ、正常な細胞を間違って攻撃することもある。坂口特任教授は、間違った攻撃を止める歯止め役の制御性T細胞があることを世界で初めて発見した。
二人三脚で研究を続けてきた坂口夫妻。この制御性T細胞の発見がアレルギーや自己免疫疾患などの治療の研究に役立つといわれている。
二人三脚で研究を続けてきた坂口夫妻。この制御性T細胞の発見がアレルギーや自己免疫疾患などの治療の研究に役立つといわれている。
