iPS細胞の作成で山中伸弥教授がノーベル生理学・医学賞を受賞して14年。iPS細胞を使った「心不全」と「パーキンソン病」治療のための2つの再生医療製品について、上野賢一郎厚生労働大臣が来月上旬にも製造・販売を正式承認する見込みだと発表した。iPS細胞は神経や筋肉などあらゆる細胞に変化できる“万能細胞”で、損傷した臓器や組織の機能を再生することが期待されている。今回実用化の見通しとなったのは心不全の患者の心臓に貼り付ける「心筋シート」と、パーキンソン病患者の脳に移植する製品。いち早く患者に届けるため、今回は販売後に改めて「本承認」を得る必要がある「条件・期限付き承認」となった。正式に承認されれば、世界初のiPS細胞を使った製品になる。元村有希子は「希少な日本発の成果であり、世界に誇れるメイド・イン・ジャパンの産物。これから臨床を積み重ね、安全性と効果を証明することになる。今後製品化していくうえで海外に負けないようにという視点は必要」などと語った。
