大阪府北部で震度6弱の揺れを観測した地震からきょうで6年。地震によって小学校のブロック塀が倒れ、女子児童が亡くなった高槻市では地震が起きた時間に合わせて黙とうがささげられた。6年前、大阪府北部で震度6弱の揺れを観測した地震では大阪府内で6人が死亡した。このうち高槻市の寿栄小学校ではブロック塀が40メートルにわたって倒れ、通学途中の4年生の女子児童が下敷きになって亡くなった。きょう小学校の正門前では濱田剛史市長らが花を手向け、地震が発生した午前7時58分に合わせて黙とうをささげた。このあと高槻市の総合センターでも市の職員による黙とうが改めて行われた。濱田市長は職員への訓示で「6年前の地震の被災経験を風化させることなく将来に引き継いでいくことが肝要だ。地震への警戒感を一層強めていきましょう」と呼びかけた。