プロ野球の選手会は、12球団の合同トライアウトについて、来年から選手会が主催して存続させることを決めた。合同トライアウトは2001年から毎年行われてきたが、トライアウトの結果だけで選手を獲得する球団がほとんどなくなっていることから、主催するNPB(日本野球機構)が「一定の役割を終えた」として、来年以降の開催を見合わせたい考えを選手会に伝えていた。これについて選手会は、きょうの総会で過去5年間にトライアウトに参加した選手のアンケートを紹介。そのほとんどが肯定的な内容だったことを受け、トライアウトの存続を全会一致で決めた。日本プロ野球選手会会長・會澤翼選手は「まだまだ諦められないとともに、一区切りする機会でもある。そういう意見をまとめると存続させないといけない」と語った。