- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 打越裕樹 赤木野々花 大谷舞風
オープニング映像。
日本の伝統的酒造りがユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されることが決まった。各地で喜びの声が聞かれた。500年以上前に原型が確立した日本の伝統的酒造り。米や麦などを蒸す、こうじをつくる、もろみを発酵させるなど、伝統的に培われてきた技術が各地の風土に応じて発展し、自然や気候と深く結び付きながら伝承されてきた。こうした技術で製造される酒は、儀式や祭礼行事などにも使われ、日本文化で不可欠な役割を果たしてきたとされている。また、海外では日本酒の人気が高まっていて、登録決定が消費拡大につながればと期待が高まっている。
日本酒の原料となる酒米。地球温暖化によって生育に影響が出ている。米が大きく成長する時期に高温にさらされることで、酒米に含まれるでんぷんの主成分の構造が変化し、酒米が溶けづらくなっているケースもあるという。酒米が溶けづらいと、アルコールの度数が高まらず、香りも出づらくなる。さらに国内での消費量の落ち込みや、高齢化などで人材の確保が難しくなり、酒造りの担い手が減っている地域もあるという。
高知県は地球温暖化の影響を受けにくい酒米を作ろうと、新たな品種の開発を進めている。溶けやすい遺伝子を含んだ品種のもち米と酒米とを掛け合わせることで、これまでの酒米よりも溶けやすくなっている。今後、酒の仕込みに使うなど試験を重ね、2027年にも一般に普及することを目指している。
東京農業大学の醸造科学科では70年以上、酒造りの担い手を育成している。この大学には酒造りを専門的に学ぶことができる学科があり、1学年およそ150人のうち、毎年2割ほどの学生が酒造会社に就職しているという。3年生になると、学生がみずから日本酒を造る実習を行うなど、酒造りの後継者を育成する取り組みが行われている。
脳死からの臓器移植をめぐり、厚生労働省はきのう家族の対応にああたるコーディネーターの派遣業務を新たな組織に移管するなどとした、移植の実施体制の大幅な見直し案を専門の委員会に示した。
防衛財源を確保するための増税を巡り、政府与党は来年度の税制改正に合わせて開始時期を決める方針。法人税とたばこ税は再来年4月から、所得税は3年後の2027年1月から増税するとしている。法人税とたばこ税のみ開始時期を1年先送りする案もあるほか、与党内では所得税に限って増税の開始時期を遅らせるべきだという指摘も出ている。
高齢者が働くことで一定の収入を得ると年金が減額される在職老齢年金制度について、厚生労働省は高齢者の働く意欲をそがないよう制度を見直す議論を進めている。政府与党も、制度の見直しによって収入が増える高齢者に対して一定の税負担を求める案を検討している。
2年前、ウクライナから新潟県小千谷市に避難してきた夫婦と、受け入れて支援を続けている市内の男性。男性が夫婦を支える背景には、20年前の中越地震で被災し、見ず知らずの人々に助けてもらった自らの経験があった。支援の輪は長い年月を超えて、いま広がり始めている。
柔道の国際大会・グランドスラム東京があさってから始まるのを前に、日本代表の選手たちが練習を公開した。この大会は、来年の世界選手権の代表選考に関わる国際大会で、あさってから2日間の日程で行われる。女子を率いる女子日本代表・塚田真希監督。ことし10月、女性として初めて監督に就任。今大会で初めて指揮を執る。塚田監督は「ドキドキが強い」と語った。男子は、パリ五輪代表選手たちが出場。60キロ級・永山竜樹選手は、4年後に向けて再スタートを切る。永山選手は「柔道ファンに自分の柔道を間近で見せたい」と語った。90キロ級・村尾三四郎選手も五輪後の復帰戦。村尾選手は「ロサンゼルス五輪への再出発。優勝して次につなげたい」と語った。
注目は男子73キロ級。20歳・田中龍雅選手は、ことし2つの国内大会を制した伸び盛りの若手。迎え撃つのは、パリ五輪銅メダリスト、33歳・橋本壮市選手。若手と争う大会に意気込んでいる。橋本選手は「この年齢で若手と闘えるのはすごくありがたいこと。優勝目指して頑張りたい」と語った。
プロ野球の選手会は、12球団の合同トライアウトについて、来年から選手会が主催して存続させることを決めた。合同トライアウトは2001年から毎年行われてきたが、トライアウトの結果だけで選手を獲得する球団がほとんどなくなっていることから、主催するNPB(日本野球機構)が「一定の役割を終えた」として、来年以降の開催を見合わせたい考えを選手会に伝えていた。これについて選手会は、きょうの総会で過去5年間にトライアウトに参加した選手のアンケートを紹介。そのほとんどが肯定的な内容だったことを受け、トライアウトの存続を全会一致で決めた。日本プロ野球選手会会長・會澤翼選手は「まだまだ諦められないとともに、一区切りする機会でもある。そういう意見をまとめると存続させないといけない」と語った。
為替と株の値動きを伝えた。
G7が来週13日にも首脳会合をオンライン形式で開催する方向で調整していることがわかった。日本政府としては、1月に米国でトランプ政権が発足することも踏まえ、G7の結束を確認したい考え。日本からは石破総理大臣が出席する予定。ロシアによる侵攻が続くウクライナに対し、揺るぎない支援を行うことを改めて確認するほか、北朝鮮によるロシアへの兵士派遣や戦闘への参加を受け、北朝鮮とロシア、双方に対する制裁のあり方をめぐっても意見が交わされるものとみられる。来年の議長国のカナダのもとでも引き続き、連携して国際社会の課題解決に取り組んでいくことを確認する見通し。
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- Group of Seven石破茂
国際親善のためトルコを公式訪問している秋篠宮ご夫妻は、世界遺産に登録されているイスタンブールの旧市街で、イスラム教のモスクやオスマン帝国時代の宮殿を視察された。イスラム教のモスク「アヤソフィア」、トプカプ宮殿、ボスポラス海峡を訪問された。長男の悠仁さまの誕生のお祝いとして、当時トルコ政府から日本に特別に貸し出されたもの「金のゆりかご」鑑賞された。
iPS細胞から作った目の網膜の細胞を、重い目の病気の患者に移植する治療について、開発を進める兵庫・神戸市の病院のグループは、早ければ来月にも、医療費の一部に公的な保険が適用される先進医療に申請する方針を固めたことが分かった。認められれば、iPS細胞を使う治療としては初めてのケースとなる。神戸アイセンター病院・栗本康夫院長は「先進医療にすることで、どんどん患者に治療できるようになるのではないか」と述べた。
日本政府は今年度、フィリピン海軍に沿岸監視レーダーなどを供与すると発表した。遠藤和也大使が「フィリピンは重要な戦略的なパートナーで重視している」とコメントした。
11月14日は埼玉県の誕生を記念して制定された「埼玉県民の日」。県内の公立小中高校のほとんどが休校になり、公営のみならず多くの民間施設が無料や割引料金で利用できる。県をあげてのお祭り騒ぎを取材。東松山市・埼玉県こども動物自然公園の様子を取材。島崎遥香が「埼玉応援団」に任命された。「住みたい街ランキング」では、「大宮」が過去最高の2位に、「浦和」が10位になっている。大宮駅の映像。大正大学・片山善博特任教授は「埼玉県の歴史を振り返ることも必要だ」、埼玉県・大野知事は「埼玉愛を深めていただけるそんな日に」とコメント。