永野耕平岸和田市長は維新政治塾1期生。2015年4月、大阪府議会議員に初当選。2018年2月、岸和田市長に初当選。2022年1月、岸和田市長に再選。市長に就くまで社会福祉法人の役員や児童養護施設の副園長を務めた。永野市長は2019年ごろの市長就任以降、政治活動で関わりのあった女性と交際を始め、約1年にわたり“不適切な関係”にあった。2022年6月、交際相手の女性が永野市長の性的問題を巡り、約2280万円の損害賠償を求めて提訴。2024年11月14日、永野市長は女性に謝罪し、解決金500万円を支払う内容で和解が成立。28日に問題が発覚し、永野市長は「悪いことをしていない」と主張し辞職を否定。12月3日、市議会全員協議会で永野市長は事実関係を説明しなかった。4日、大阪維新の会は「綱紀委員会」を開き離党勧告処分とし、説明責任を果たさない場合は除名と決定。6日、永野市長が市役所で会見を行い、「女性と不倫関係にあった」と認め謝罪。8日、大阪維新の会は3日付で提出された「離党届」を受理。9日、岸和田市議会の12月定例会で市議会側は「市長と議論できない」として永野市長の出席を事実上拒否。20日、岸和田市議会は永野市長の不信任決議案を可決。きのう、永野市長が市議会を解散。岸和田市長の進退の流れを紹介。
きのう午後3時ごろ、岸和田市・永野市長が市議会を解散後、会見を開き「不信任の決議について大義がない」「説明責任を果たしてきた」「私の生活上の失態が招いたことだが、どう扱うかは市会議員の資質に関わることだと思う。不信任決議にまでしてしまったこと、その市議の皆さんの判断が正しいかどうかという視点で有権者の皆さんに考えてもらいたい」と述べた。約1時間後、会見に妻が同席し「事実でないことがたくさん出回っているので、事実をきちんと伝えたいと思ってここに来た」「夫は変わらず大事な家族の一員」「市長は続けていってほしい」「性加害はないのにあるように報道されつらい日々だった」と述べた。永野市長は「夫婦の間だから、こういうことがあって申し訳なかったと説明した。結婚生活も続けているし、大切にお互い思っているが許してもらってはいない」と述べた。永野市長は議会を市長抜きで進められたことについて「決議文は『大混乱の異常事態』と書かれているが、市長に出席させないのは重大な民主主義的な問題であると思う」と述べた。
女性問題をめぐり不信任決議案が可決された大阪・岸和田市・永野耕平市長がきのう、市議会を解散した。これにより来年2月2日に市議会議員選挙が行われることとなった。その費用は約7300万円。きのうの記者会見で永野市長は「選ばれた方々が再び不信任決議（案）を出されたら（可決されれば）その時には私が自動失職となるので、そのタイミングで市長選挙をやる」とコメントした。清原博は、本当に向き合うべきは元交際相手の女性で、裁判では500万円という大金の解決金を支払っている以上非がないと認識しているか疑問、和解の文章の中に裁判所の所見という滅多に無いものが入っていると指摘した。大阪維新の会・倉田賢一郎市議は、今回の問題は市長の問題なので議会が解散されたこと自体は理解できないとしている。また高比良正明市議は、永野氏の逆ギレだと考えている、自分の考えだけで岸和田市を引っ張っていくやり方は間違いだとしている。