北朝鮮はロシアに大規模な部隊を派遣したのに続いて、ICBM=大陸間弾道ミサイル級の新型ミサイルを発射するなど、挑発的な動きを強めている。出石直解説委員が「防衛省によると北朝鮮が先月の31日に発射したICBM=大陸間弾道弾ミサイル級の火星19型は、最高高度がこれまでで最も高い7000キロ以上に達し飛行時間もこれまでで最も長い1時間26分に及んだ。通常の軌道で発射されていると米国の東海岸にまで到達するとみられており、北朝鮮はICBMの最終完結版だというふうにしている。韓国の国防省は核実験場の準備状況などから7回目の核実験が行われる可能性があるという見方を示している。4年前に明らかにされた国防5か年計画という軍事目標の完成を急いでいるのだと思う。2018年から19年にかけて金総書記が当時のトランプ大統領との首脳会談に臨んだ際、北朝鮮はICBMの発射と核実験を一時的に中止し、その見返りに制裁の解除などを求めてきた。北朝鮮は取引材料が多ければ多いほど米国から多くの情報を引き出せると考えているのではないだろうか」とスタジオで述べた。