北朝鮮が今月21日に打ち上げた軍事偵察衛星について、韓国の国家情報院はきのう、打ち上げは成功したとする分析を明らかにした。成功の背景には、ロシアによる技術支援があったという見方も示している。北朝鮮はこれまでに2度打ち上げに失敗していて、キム・ジョンウン総書記は失敗のあと9月にロシアを訪問し、ロケット組み立て施設・発射台などを視察していた。軍事情勢に詳しい小泉悠専任講師は、「われわれが気づくもっと前からロシアが国家として北朝鮮にミサイル技術を供与し始めていたのかもしれない。もしもロシアが関わったとすれば、かなり前からの協力だったと思う」などと指摘する。北朝鮮は南北軍事によって中止していた全ての軍事的措置を即時再開させると発表した。