農林水産省によるとスーパーなど小売業者向け1月の新米の販売価格→約1.7倍に(前年同月比)。高止まりの要因については去年のコメの品薄を受けて確保しようとする業者間での価格競争が続いているため。市場に出回るはずのコメが流通していない“消えたコメ問題”。大手集荷業者の元にあるコメの量・不足分21万トン(昨年末)→23万トン(1月)。今月には備蓄米が放出。“令和のコメ騒動”再来を心配する声も。こうしたことも受け、各都道府県が目安として公表している2025年産「新米」の生産量では29道県で生産量増となっている。“コメ不足の解消”へ独自の取り組みが進む秋田県。秋田県の農家が開発した新品種のコメ「ズッパーサン」。粒の大きさが特徴。あきたこまちと比較して約1ミリ長く、約1.5倍の重さを誇っている。開発した農家では成長が早く大きな稲穂を偶然発見し、そこから品種開発を進めていたという。粒が大きいだけでなく暑さや寒さにも強いといい、収穫量増加が期待されている。