淡路島の大鳴門橋がある南あわじ市で墓石が不法投棄されており、50mにわたって数千トンあるとみられている。不法投棄は20年前から確認されており、県内の石材業者から石を置かせてほしいと相談されて了承したというが、業者は墓石などを違法に捨て続けていた。石材業者の社長らは2008年に廃棄物処理法違反の疑いで逮捕・起訴され執行猶予付きの有罪判決を受けている。その後社長は死亡し会社は倒産、墓石は放置され続けた。墓石が不法投棄された付近は鳴門海峡が一望できる記念館などがあり、年間約70万人の観光客が訪れる人気スポット。墓石が捨てられている土地などを活用して約300台の駐車場を建設する計画が浮上し、市と所有者の間で今日売買契約が成立して墓石の処分費用も賄われることとなった。
住所: 兵庫県南あわじ市福良丙1