ギャンブルで大勝ちした貴闘力氏だったが、負けがかさみ、一発逆転を狙って金を注ぎ込んだ。競技生活は順風満帆で、93年には大鵬親方の娘と結婚。それでも、懸賞金などの稼ぎをギャンブルに費消した。給与内に収まらなくなり、借金をするように。ギャンブルをやることにためらいがない人はギャンブル依存症ではないといい、「やってはいけない」と理解していながら、衝動には逆らえない状態だとギャンブル依存症とされる。貴闘力氏は「親父が入院し、まとまった金が必要」などと平気でウソをついたという。水原一平氏も人の金に手を出してまでギャンブルをした疑いがある。