東京・墨田区の相撲博物館には様々な品が飾られている。賜杯は相撲協会誕生とともに作られたものであり、純銀製で100年の歴史を持つとともに重さは約30kgにのぼる。優勝力士の名が刻まれている80枚が並んでいて、双葉山や大鵬など過去の力士のものは一杯になると取り外して別に保存されるのだという。今でこそ優勝旗は優勝力士に渡されるものとなったが、元々は東方と西方に分かれて行う団体戦の勝利チームのためのものだった。外国企業による表彰も存在し、アメリカの担当のデビッド・ジョーンズ氏による流暢な方言混じりの表彰も話題となった。アラブ首長国連邦の副賞はガソリン1年分、フランスからの副賞はマカロンだった。音羽山親方はガソリンと肉が特に嬉しかったと振り返る様子を見せている。