きょうの天安門広場付近では厳戒態勢が敷かれていた。1989年6月4日に起きた天安門事件では、中国の民主化を求めて北京の天安門広場や周辺に集まった学生や市民に対し、軍が発砲するなどして鎮圧した。中国政府は「319人が死亡した」としているが、「実際ははるかに多い」という指摘が根強くある。犠牲者の遺族で作るグループ「天安門の母」は先月声明を公開し、中国政府に事件の真相究明や犠牲者と遺族への賠償などを改めて求めた。遺族のグループは毎年この時期に北京の墓地を訪れて追悼していたが、今年は初めて警察に墓参りを禁止されたという。中国政府は民主化を求めた運動を「動乱」だとして、「対応は正しかった」とする立場を維持しており、統制は厳しさを増している。
